現在大阪を含め、全国的に民泊が増えています。
今回は法制度などについてではなく、
民泊運営をする方への警鐘を鳴らしたいと思います。
お伝えしたいことは、
【投資用シェアハウスの被害について】の記事でも
記載した内容と重複する部分もあります。
大阪市内で、民泊ポータルサイトに掲載されている
物件数は膨大です。
しかし、それらの多くは合法ではありません。
平成29年12月31日現在で、
大阪市の旅館業許可を取得している施設は1199件、
特区民泊の許可を得ている施設は430件です。
計1629件。
ポータルサイトに掲載されている物件数は、
はるかにこの件数を上回っています。
何が問題か。
合法ではない民泊の場合、
消防法などの規定を満たしていない可能性も高く、
いざ火災の際に大変な惨事になる可能性もあります。
これから民泊参入されたい方は、
必ず許可を得て行うようにして頂きたいものです。
そして、
民泊を運営するうえで注意して頂きたいことがあります。
それは、
民泊代行会社への【丸投げ】は
やめて頂きたいということです。
投資手段としてのみの考えで、
民泊に手をだされると、
予想していた利益が上がらない可能性が
あります。
民泊代行会社とは、
オーナー様の民泊運営を代行する
会社です。
シーツやアメニティを交換したり、
清掃を行ったりします。
ポータルサイトで募集をしたりも
します。
しかし、
この代行会社にすべてを任せるのは危険です。
賃貸物件の管理を丸投げするのが
よくない以上に、民泊の丸投げは
よくありません。
民泊というのはサービス業です。
お客様がいます。
あなたが選んだ代行会社がサービスの悪い
会社の場合、確実にお客様は離れていきます。
チェックイン時の対応が悪い、
利用中のフォローが悪い、
レスポンスが遅い
このようなことで、
ポータルサイトのレビューに悪評をされ、
お客様離れが生じてしまいます。
ですので、
民泊参入をお考えの方は、
■代行会社へ丸投げしない
■依頼せざるを得なくても、基本的な内容は理解しておく
■利用率が悪い時に、自らテコ入れ出来るよう学習しておく
といったことを忘れないでください。
弊社のオーナー様で民泊で利益を
出されている方は、皆さんもちろん許可を取得されて
いますし、
何より、熱い思いで民泊をしていらっしゃいます。
海外から来られたお客様とお話を楽しんだり、
困っていることを聞いてあげたり・・・
『おもてなし』の心があります。
投資目線だけで民泊をすると、
シェアハウス被害と同じように、
お客様は離れていってしまうのではないでしょうか。